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カルティエの新作「トーチュ モノプッシャークロノグラフ」。ケースの形状に合わせた機構が内蔵されており、シースルーの裏面からは機械を確認できる

 4月にスイス・ジュネーブで開催された高級時計の世界最大級の展示会ウォッチズ&ワンダーズで、カルティエは時計愛好家向けのコレクション、カルティエ・プリヴェの新作として「トーチュ」を発表した。フランス語で亀を意味するとおり、亀甲のような形状をしたカルティエの名作時計の復刻だ。ただ、以前のモデルではケース内に円形のムーブメント(機構)が内蔵されていたのに対し、今回はケースの形状に合わせたものが入っており、シースルーになっている裏側から形状が確認できる。

 カルティエのジュエリー&ウォッチ クリエーティブディレクターを務めるマリー・ロール・セレード氏に現地で話を聞いた。

 ――今年のカルティエ・プリヴェでトーチュをアップデートした理由は?

 何かインパクトある時計を出したいと思っていた。私としてはトーチュという時計、特にモノプッシャークロノグラフは、カルティエのメゾンとして代表的な作品であり、推したいと思ったのです。

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 ――90年代から00年代にかけて「CPCP」というコレクションの際にもトーチュが発表されましたが、今回の新作は見た目は当時と似ていますよね。

以前の「トーチュ」と似ているようで…

 似ているようで、実は似てい…

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